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「歯がしみる・痛む」は進行した虫歯のサインです
虫歯は、お口の中の虫歯菌が糖分を分解してネバネバ成分を生み出して歯に付着したあと、さらに糖分をエサにして「酸」を出し、それが歯を溶かしていくお口のトラブルです。ごく初期の段階では変化になかなか気づきませんが、ある程度進行すると歯の中の神経に作用して「歯がしみる」「歯が痛む」などの自覚症状があらわれます。放っておくとどんどん進行しますので、自覚症状に気づいたら、できるだけ早く相鉄線天王町駅より徒歩4分の歯医者「ひろき歯科」にご相談ください。
虫歯チェックリスト
次のチェックリストに一つでも当てはまる項目があれば、「虫歯になっている」もしくは「虫歯になりやすい」口腔内環境です。気になる症状がある方は、お早めに横浜市保土ヶ谷区の歯医者「ひろき歯科」にご相談ください。
お口の状況
- かつて虫歯になったことがある
- 歯と歯が重なっている部分がある
- 歯並びが整っていない
- デンタルフロスが切れやすい
- 歯がザラつく
生活習慣
- 間食が多い
- 甘い食べもの・甘い飲みものを1日3回以上口にする
- デンタルフロスや歯間ブラシを使用するのは週3回以下だ
歯の見た目
- 歯の表面に白い濁りや茶色または黒い部分がある
- 歯に穴があいている
- 痛みなどはないが歯に大きな穴があいている
自覚症状
- 冷たいものを口にするとしみる
- 何もしなくても歯に痛みがある
- 以前に上記の症状があったが今は痛みなどを感じない
虫歯の進行段階と治療法
ある程度進行した虫歯は、進行を止めるために治療で歯を削らなければなりません。当院では、歯を削る量をできるだけ抑える「低侵襲(MI=Minimal Intervention)」を常に念頭に置いた診療を行います。歯を削ること自体が歯の寿命を縮めることにつながりますので、患者さんの負担をできるだけ軽減する治療を心がけているのです。虫歯の進行段階と代表的な症状、そしておもな治療方法をご紹介しますので、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
※表は左右にスクロールして確認することができます。
進行段階 | 症状と状態 | おもな治療法 |
---|---|---|
CO |
ごく初期段階の虫歯で「脱灰(だっかい)」とも呼ばれます。歯の表面にあるエナメル質の成分が虫歯菌の出す「酸」で溶かされ始め、歯が白っぽく濁って見えます。 | この段階は、歯のクリーニングを行ったうえで、フッ素塗布MIペーストなどにより、歯の再石灰化を促せば治癒が期待できます。毎日の適切なブラッシングも大切です。 |
C1 |
エナメル質の虫歯です。歯がさらに溶かされ、茶色く見えます。冷たいものを口にするとしみることがありますが、痛みはまだあらわれません。 | 虫歯に汚染された歯質を除去してから、削った部分をレジン(歯科用プラスチック)で埋めて歯の機能を回復します。 |
C2 |
象牙質の虫歯です。エナメル質の内側の象牙質にまで汚染が進んだ状態です。冷たいものや甘いものを口にすると歯が痛みます。 | 虫歯部分を削り取り、削った部分の形を整えてから詰めものを装着して歯の機能を回復します。 |
C3 |
象牙質の内側の歯の神経にまで汚染が進んだ状態です。何もしなくてもズキズキ痛みます。 | 神経を取る「根管治療」を行います。虫歯に汚染された歯質や神経・血管を「根管」内から除去して、洗浄・消毒してから薬剤をすき間なく詰める処置です。その上に支台を立てて被せものを装着します。 |
C4 |
歯の大部分が溶かされた状態です。歯の神経はすでに死んでいるので痛みはありません。ただそのままにしておくと歯の根の先に膿が溜まりふたたび激しく痛みます。 | ここまで進行すると、ほとんどの場合、抜歯が選択されます。抜歯後は、入れ歯やインプラント治療などを行って、歯の機能回復を図ります。 |
痛みの少ない治療をご提供します
痛い治療はご提供したくありません。治療中の痛みを抑えるために麻酔注射を行いますが、その注射が苦手な方もいらっしゃいます。そんな痛みに敏感な方も安心して治療を受けていただけるように、当院ではできるだけ痛みを抑えた麻酔注射のための工夫をこらしています。
まず、歯ぐきに「表面麻酔」を塗布します。やさしく塗るだけですので、もちろん痛みはありません。表面麻酔を塗ると注射針を刺すときの「チクッ」とする感覚を抑えられるのです。また麻酔液の温度にも気を配り、人肌程度に温めてから注射します。これにより注射液と体温との差がほとんどなくなるので、「圧痛」を抑えられます。注射針の太さも(径も)細い針(33G)を使用しています。
治療後のメンテナンス・ケア
虫歯は再発しやすい病気です。そのため治療を終えたあとも、これまでの習慣を続けていては、また虫歯にかかってしまいます。お口に汚れを残さないように、毎日丁寧にブラッシングしましょう。そして定期検診を受けて歯の専門家によるチェックを受けて、歯のクリーニングも受けましょう。積極的に定期検診をご活用ください。